「煎茶」と「深蒸し茶」 (お茶の種類について その②)

今回は「煎茶」「深蒸し茶」の違いについてご紹介します。

◆日本茶の代表「煎茶」
緑茶の一つである「煎茶」は、流通量の80%以上を占める代表的な日本茶です。
一般的な製茶方法で作られたお茶を「煎茶」といいます。

大まかな製茶方法としては、
【摘む→蒸す(蒸熱)→揉む→乾燥】
という工程があります。

◆蒸し時間が長い「深蒸し茶」
煎茶に比べて蒸し時間を2~3倍長くしたものが「深蒸し茶」です。
「煎茶」のことを普通煎茶または中蒸し茶、「深蒸し茶」のことを深蒸し煎茶ともいいます。
蒸し時間の短い「浅蒸し茶」もあります。

蒸し時間の違いで、どのような変化が現れるのでしょうか。

◆「浅蒸し」「中蒸し」「深蒸し」の特徴
蒸し時間によって、茶葉の形、味、香り、水色が異なります。

「浅蒸し」――――――――「中蒸し」―――――――――「深蒸し」
茶葉の形 細長く整った形 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 形が崩れて細かい
味 すっきりした味、渋め ・・・・・・・・・・・・・ コクのある深い味わい、まろやか
香り 強い ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 弱い
水色 薄い黄色(澄んだ淡い緑色) ・・・・・・・・・・・・・・・ 濃く深い緑色

それぞれの特徴を知っていると、その時々にあったお茶を楽しむことができますね。
茶店辰吉(shinkichi)では各種取り揃えておりますので、ぜひ飲み比べてみてください。

次回は「煎茶」と「玉露」の違いについてご紹介します

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