この時期、花粉症で悩まされている方も多いのではないでしょうか。花粉の症状を抑える効果があると注目を浴びているお茶「べにふうき」
それは一体どんなお茶なのでしょうか。
べにふうきとは?
「来歴特徴」
アッサム系のべにほまれを母に、インドからの導入品種「枕Cd86」を父に交配された紅茶用品種です。育成を行なったのは野菜・茶業試験場久留米市場「枕崎」です。
緑茶として加工することでメチル化カテキンが多く含まれ、抗アレルギー効果があることに注目されました。
紅茶とは加工法に違いがあるため、紅茶へ加工した際にはメチル化カテキンは含まれません。
アレルギーを抑える「メチル化カテキン」とは?
「べにふうき」は花粉症やアレルギー性鼻炎の炎症の症状を軽減するのに有効と言われています。
■花粉症によるメカニズム
花粉症が引き起こされる仕組みは、体の中に入ってきた花粉(アレルゲン)を排除しようとして起こるアレルギー反応によるものです。
私たちの体の中では次のようなことが起こっています。
1.アレルゲン(花粉)を「異物」と判断するとIgEと呼ばれる抗体が作られる。
2.IgE抗体とは粘膜にある肥満細胞の表面に結合する。
3.再び花粉が体内に侵入すると、ヒスタミンやロイコトリエンなど炎症を引きおこす物質を放出する。そのため、くしゃみで吹き飛ばす、鼻水、涙で洗い流す、鼻づまりで中に入れないよう防御するなどの症状が出てくるのです。
「べにふうき」に多く含まれる「メルチ化カテキン」には、花粉をキャッチする場所(IgE受容体)の発現を抑え、さらにヒスタミン放出の指令を抑えることで、アレルギー症状を改善する効果があることが分かりました。
■べにふうきを飲み始める時期、タイミングについて
花粉が飛び始める前に飲むことが効果を発揮するのに優れていると言われています。しかし、花粉が飛んでいる時期に飲んで効果がないわけではありません。症状を抑えるためには早めに症状が出た時にも飲むと良いかと思います。
■飲む頻度、1日に飲む回数について
べにふうきを摂取してからメチル化カテキンが体内に残留するのは、3〜4時間であると言われています。そのため、こまめに3〜4時間おきに飲むのが無難です。
また、べにふうきと生姜との組み合わせは、より効果を発揮させるとも言われています。ぜひ、チャレンジしてみてください。
べにふうきを毎日飲んで辛い花粉症を乗り越えましょう!
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